商標とは?


    会社名 商品名 ロゴマーク キャラクター など様々な登録があります。

    文字だけのものもあれば、図形だけのもの、文字と図形が組み合わさったもの、色彩が付されたもの、立体的なものなどさまざまな標章が登録されています。また、平成27年からは音響やホログラムなども商標として登録することが可能となりました。

    「商標」とは、人の知覚によつて認識することができるもののうち、文字、図形、記号、立体的形状若しくは色彩又はこれらの結合、音その他政令で定めるもの(以下「標章」という。)であつて、次に掲げるものをいう(商標法2条1項)。

    一  業として商品を生産、証明、譲渡する者がその商品について使用をするもの
    二  業として役務を提供、証明する者がその役務について使用をするもの

    と定義してあります。基本的に標章は、商品を販売するときに、その商品や商品パッケージに標章を付して販売したり、サービスを提供するときに、その店の看板に標章を付してサービスを提供したりすることにより、

    ①自社製品と他社製品とを区別させる
    ②その標章を付していることにより、販売先、提供元を表示する
    ③その標章を付していることにより、商品の質やサービスの品質を保証する
    ④その標章を付していることにより、宣伝広告的な機能を発揮する

    といった効果が生ずると考えられます。

    例えば富士通株式会社は、このような標章を登録しています(第4504173号等)。

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    エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社は、このような標章を登録しています(第4451484号等)。

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    東京都は、このような標章を登録しています(第4480025号等)。

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    標章は、使用されて初めて機能を発揮して、信用が蓄積されていくものです。なので登録の要件としては、その標章を使用することが必要です。
    (※注) 出願の際に使用していなくても、近い将来使用する予定がある場合には、登録を受けることができます。

    登録要件の一つとして、3条1項柱書の規定があります。3条1項柱書には、自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標については、次に掲げる商標を除き、商標登録を受けることができる。と規定されています。登録を受けることができるのは、「自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標」についてです。使用しない商標を登録しておくことは、第三者の商標選択の余地を狭めてしまうことになるので認められません。使用していない商標については、不使用取消審判で取り消されることもあります。出願の際に使用していない場合であっても、登録から3年以内を目途に使用を開始した方がよいでしょう。

    審査の段階で、使用するかどうかが疑わしい場合には、拒絶理由が通知されます。その際には、実際に使用しているという証拠を提出したり、使用の計画書を提出したりする必要があります。

    商標登録をするには、既に同じものが登録されている場合や、似たようなものが登録されている場合には、登録を受けることができません。例えば、誰かが「fujitsu」という標章を登録しようとしても、既に登録されてあるものと同一・類似であるとして登録が認められません。大切な標章を適切に登録しておけば、他人の使用を排除できるだけでなく、他人の出願・登録も排除することができるのです。その他にも、登録することのメリットはたくさんあります。詳しくはこちらへ。